➖キリスト教の葬儀とは➖ <牧師への謝儀・献金について>
初めてキリスト教葬儀を挙げられる方へ
聖書(コリント人への手紙第一 9章13~14節)
「あなたがたは、宮に奉仕している者が宮の物を食べ、祭壇に仕える者が祭壇の物にあずかることを知らないのですか。同じように、主も、福音を宣べ伝える者が、福音の働きから生活のささえを得るように定めておられます。」
初めてキリスト教の葬儀をお考えの方へ
いつもグレースセレモニーのブログをお読み頂き、ありがとうございます。
私たちはクリスチャンが何を信じ歩んでいるのかを、御言葉(聖書)の分かち合いを通してお伝えしています。
このシリーズでは洗礼を受けて間もない方で、キリスト教の葬儀に参列したことが無いので、どの様な流れなのか知りたいというお問い合わせや、ご自身はクリスチャンではないが、大切なご家族がクリスチャンで、キリスト教式の葬儀をご希望しておられ、全くわからないので教えてほしい、というお問い合わせが多く、わかりやすくお答えしたいと思います。
今回第4弾として、ブログで葬儀の実際を通して、キリスト教の葬儀はどの様なものなのかを、ご紹介したいと思います。
突然の愛するご家族とのお別れなどで、悲しみの中よく分からないまま、何の費用なのかも理解できない内に、又宗教的な意味合いも分からない中で、話が進んでしまうという、戸惑いのお声もよく耳にします。
今回ご紹介をする記事では、葬儀費用の中でも分かり難い、牧師への謝儀やお花料(香典)などを一部、仏式との比較を通して、ご理解を助けることができればと思います。
キリスト教の葬儀では、どのような流れで何を大切にし執り行われるのかを知って頂く機会になれば幸いです。
キリスト教式(グレースセレモニー)
・「謝儀」「献金」
対象:牧師(教会)
キリスト教葬儀における牧師への「謝儀」(葬儀立会御礼)の平均額は、一般的に以下の通りです。
火葬式の場合:無償~6万円
一日葬の場合:3~10万円
二日葬の場合:5~20万円
教会の規模や地域、葬儀内容によっても金額は変動しますが、3~20万円程度が幅広い目安です。教会として規定で決められているところも多いです。
また牧師によっては全て無償、
「ただで受けたのだから、ただで与えなさい」とある
ように、マタイの福音書10章8節を実践している牧師も居られます。
その場合でも自発的に教会への献金として、神への感謝を表すことをお勧めいたします。
謝儀は教会から牧師に対して渡されるお金で、牧師の働きに対する「感謝のしるし」として位置づけられています。重要なのは、謝儀は「労働への対価」や「給料」ではなく、あくまで感謝の表現として渡されるものだということです。
なお、教会以外の会場に牧師を招く場合は、別途交通費(5千~1万円程度)をお渡しするのが一般的です。
献金は神に対する感謝や献身の表明としての自発的な行為です。
・「お花料」「献花料」「弔意料」など
対象:ご遺族
故人がご両親・5~10万円
兄弟姉妹・3~5万円
親族・1万円
友人知人・5千円 あくまで全国平均(2024年)です
*ご遺族がご辞退されるケースも多いです
仏式(都内G葬儀社)
・「お布施」他
対象:僧侶(住職・副住職など)
葬儀では導師へ「お布施」「戒名料」「お車代」「お膳料」 が必要となるケースが多く、平均額は以下です。 葬儀・告別式におけるお布施の相場は10万円~50万円で、 全国平均では約26万円前後とされています。ただし、実際の 金額は宗派や地域、葬儀の規模によって大きく異なります。 宗派別のお布施相場は以下のようになっています:
浄土真宗:25万円~50万円(戒名料など別途費用が発生しないことも) 曹洞宗:30万円~60万円 浄土宗:20万円~50万円
戒名料については、宗派によっては別途必要となり、 ランクによって金額が変わります
「信士」「信女」:10万円~50万円 「居士」「大姉」:50万円~80万円 「院号信士」「院号信女」:50万円~100万円 「院号居士」「院号大姉」:100万円以上
お車代:住職が遠方から来る場合の交通費として渡します。
御膳料:葬儀後の会食(精進落とし)に住職が参加しない場合 に食事代として渡します。いずれも(5千~1万円程度)
・「香典」「御霊前」「御仏前」など
対象:ご遺族
全国平均はキリスト教と同等です。
*ご遺族がご辞退されるケースも多いです



グレースセレモニーは、事前のご相談から、ご依頼主様と同じキリストを信じる者として、共に祈り準備を重ねて参ります。葬儀を通して、召された方の信仰の歩みから、参列者お一人お一人に福音を分かち合い、キリストを紹介する場として、召された方の思いを大切にしつつ、一都三県でのキリスト教葬儀を、最大限お手伝いさせて頂ければと願っております。
