➖『善き備えCAFÉ』とは?➖ どんなことするの?                          

今週は東京都国立市のグレースセレモニー東京において開催された

『善き備えCAFÉ』をリポート致します。

目次

参加者は同じ教会に通われるご友人同士

『善き備えCAFÉ』の目的

「死」をタブー視しない。「死を語ることを通して、生きることを考える」という場です。これは聖書の教えとも響き合います。伝道者の書には「死を思うことは、生を深く味わう知恵につながる」と示され(伝道者の書7章要旨)、死を避けずに見つめることが、神に与えられた今を豊かに生きることにつながります。

参加者が漠然とした不安を語りあうことで、気付きが与えられ、その為の備えをすることができます。

『善き備えCAFÉ』は単なる「情報提供の場」を超え、神からの「希望と恵み」を再確認する「場」となることを願っています。 なぜなら聖書は

「死は終わりではなく、キリストにある永遠のいのちへの入り口」であることを伝えているからです          (ヨハネによる福音書11章―イエスが「わたしを信じる者は死んでも生きる」と語った場面)。

タイムスケジュール

午前10:00 グレースセレモニー東京(国立市)ご集合~オリエンテーション

 主催者から参加者の祝福と平安、「私たちの国籍は天にある」ことの感謝の祈りを捧げ、『善き備えCAFÉ』の主旨をご説明し、タイムスケジュールや進行についてお話いたしました。本日はご友人同士ということで、自己紹介は省かせて頂きました。

午前10:15 NPO法人幸ハウス(*1)開発の対話サポートカード「414(よいし)カード」®を使用しての対話スタート

 お一人お一人がこのカードを使用した対話を通して、心を整理し「今生かされている日々を、どう生きるのか」を考える時とさせていただきました。

いざ、この地上での最後の時を想像し、何を大切にしたいか語りましょう、と言われてもなかなか話しにくいものです。少しでもスムーズに対話に入れるよう、今回導入させて頂いた「414カード」®を使用することで、程よいきっかけを作って頂いたという実感でした。参加者の方も、普段語ることの無い、家族への苦しい胸の内や、神の助けによって、乗り越えられたつらい過去を、語り合い共感し、最後は全て神に委ね感謝して祈る恵みの時としていただきました。

©NPO法人幸ハウス

*①・・・「NPO法人幸ハウス」「幸ハウス富士」ご紹介

NPO法人幸ハウスは、「病気になっても病人にならない社会」をつくるために以下の活動を行っています

  • がんと向き合う方々やご家族が、大切なものを大切に自分らしい生き方を選ぶことをサポートする場づくり→幸ハウス富士
  • 死生観を語り合える場をつくる→414カード、After I dieカードを制作

「414カード」®について

【死生観を考え、語ることは、一人一人の今を輝かせ、 自分らしく今を生きることができる一歩につながる。】

その為の対話サポートカードとして、NPO法人幸ハウスが開発いたしました。幸ハウス富士(*①)のような特別な場だけでなく、自宅や、学校、病院や教会など様々な場で、死生観について話すことをサポートしたい。その一歩に繋がる対話カードが「414カード」®です。

午前11:30 エンディングノートのおすすめ

 本日の対話をきっかけとして、神の約束である、天の御国への出発のための「善き備え」として、エンディングノート作成に取り組むことをおすすめさせて頂きました。同時に永遠に向かう通過点である、この地上での最後の時を想像し、ご家族に何を繋いでいくのかを考える良い時となりました。特にご自身の信仰の「証し」を書き記すことをお勧め致しました。

午前11:45 「善き備えCAFÉ」に参加された感想。

参加者の方の感想

参加者 J・Tさん

初めて参加してみて、どの対話サポートカードに心が動くのか、静かに自分の心に向き合う事ができ、カードに書いてある質問により、自分の思いを言葉で表現する事の、助けになったのがとても良かったです。また皆さんの話を伺いながら、普段話題にできないような、苦しみや歯がゆさ、色々な思いを語り合うのもよい時でした。

全体を通して、クリスチャンは死の先に天の御国が約束されているので、希望を持ちつつ語り合える恵みを感じ、感謝な時でした。

参加者 F・Sさん

このカードのように、色々な感情、心の変化がある事に気付かされました。それでも、神は何が大事で、どのような道を歩む必要があるのかを、聖書を通して教えてくださっているんだと思わされました。心にある重荷をこれからも、神の前に差し出して行きたいと思わされました。

参加者 S・Iさん

死について語ることが日常にはないので、改めて考える場となって、感謝でした。死を乗り越える、神の救いの約束が与えられていること、目に見えるものに頼っても満足は得られない、目には見えない神に頼る信仰に、固く立ち続けたいと思わされました。

参加者 Y・Hさん

幼い頃から長い間、死に対する恐れに支配されていた。しかし、信仰を持ち、神に養われ死の先の希望が与えられた。苦しい過去も全て感謝に変えて頂いた、今日は心の内を話すことによって、どの様なところから、救い出されたかを、改めて思う良い機会となった。そして神にすべて委ねる事ができる、恵みに感謝しました。残される者が困らないように、地上での最後のためにしっかり備えていきたい。

*語られた会話の詳しい内容はプライバシーの観点から掲載を差し控えさせていただきました。

午後12:00 最後はお互いの祝福と健康そして思い悩みを神に委ね、祈り合い解散となりました。

人生の歩みの中で「終活」という言葉に触れる機会が増えてきました。

私たちは、終わりを「恐れ」ではなく「希望」として受け止め、共に祈りや分かち合いを通じて準備するひとときを大切にしています。

『善き備えCAFÉ』は、聖書の教えに基づいて、人生の最期に向けて何を大切にしたいかを語り合える場所です。

誰もが集い、思いを自由に話し、神に心を整えて頂く時間。その中心には、神の愛と互いへの祈りがあります。

『善き備えCAFÉ』は、単に死を準備する場や語る場にとどまらず、「生きるとは何か」を問い直す貴重な機会です。そしてクリスチャンにとっては「復活の希望」を証しする場へと広がっていきます。

聖書には

「死に対する勝利がキリストの復活によって示された」コリント人への手紙第一15章                と記されています。まさにそこに、『善き備えCAFÉ』が地域に届けられる一番のメッセージがあります。

「参加してみたい」「情報が欲しい」という方は、下記よりお問い合わせください。

👉 toiawase@grace-ceremony.jp

『善き備えCAFÉ』宛て、メールにて特に参加をご希望の方は「日程・開催場所(教会・ご自宅・集会場など)をご記入頂きお問い合わせください。

次週は日本の「終活CAFE」参加者の関心事ランキングです。

                            こちらもぜひ御覧ください。

👇 過去のシリーズ記事もぜひご覧ください

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🔹➖神に喜ばれる《善き備え》とは?➖ 緩和ケアに携わる医療従事者のことばより

🔹➖≪善き備えCAFÉ》とは?➖

🔹 エンディングノートを書いてみませんか?

グレースセレモニーは、事前のご相談から、ご依頼主様と同じキリストを信じる者として、共に祈り準備を重ねて参ります。葬儀を通して、召された方の信仰の歩みから、参列者お一人お一人に福音を分かち合い、キリストを紹介する場として、召された方の思いを大切にしつつ、一都三県でのキリスト教葬儀を、最大限お手伝いさせて頂ければと願っております。

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