➖牧師は葬儀でどんな話をするの?②➖ キリスト教の葬儀と信仰

目次

良い幸いな人生とは何でしょう?

キリスト教の葬儀

ご葬儀での牧師の説教からご了解を頂いての抜粋です。

ヨハネによる福音書11章25節                                         25 イエスは言われた。「わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。

詩篇23篇1~6節

1 主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。2 主は私を緑の牧場に伏させ、いこいの水のほとりに伴われます。 3 主は私のたましいを生き返らせ、御名のために、私を義の道に導かれます。4 たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、私はわざわいを恐れません。あなたが私とともにおられますから。あなたのむちとあなたの杖、それが私の慰めです。5 私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ、私の頭に油をそそいでくださいます。私の杯は、あふれています。6 まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。私は、いつまでも、主の家に住まいましょう。

良い幸いな人生とは何でしょう

何の痛みも苦しみもない、自分の思い通りになる人生でしょうか。幸いな人生とは、真の神であり良い羊飼いである、イエス・キリストを信じて罪の赦しを頂き、死に打ち勝つ永遠の命を頂くこと、生涯を通してイエス・キリストと共に歩むことです。

ヨハネによる福音書3章16節              16 神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。

「ひとりとして滅びることなく」これは神の願いです。そのために神はひとり子を十字架の死に渡されました。この十字架の死と復活を信じることにより、人は罪から救われ、罪の報いである死と裁きから救い出され、天国に行くことができるのです。これは全ての人に与えられた神の恵みであり、本当の幸せです。この地上でよい人生だったと言えるだけでなく、永遠に神と共に住まうことができる幸せです。

 天に召された姉妹は39才でご友人に誘われ教会に行き、イエス・キリストへの信仰が与えられ、42年間クリスチャンとして信仰の生涯を全うされました。55才の時パーキンソン病を患い、26年もの長きに渡り多くの苦しみや不自由を経験し、歩んでこられました。そのような中でも、一度も病を通して神を恨むことはありませんでした。それどころか、神に対する讃美と感謝と祈りが姉妹にはありました。病気との苦しい戦いの中でも、最愛の夫からの理解と献身的な介護、家族や多くの方の祈りとお支えを頂きました。この事を通して私たちは、意味の無い苦しみは無い、一つ一つの苦しみには意味があるということを憶えるのであります。なぜなら神が苦しみを通して、イエス・キリストへと目を向けるようにと、導いておられることを確信するからです。

天に召された姉妹の願いは、子や孫たちがイエス・キリストを信じて、どんなにつらく苦しい時でも、感謝と喜びをもって、イエス・キリストと共に歩む人生を送って欲しいというものでした。

天に召された姉妹は今天国で、愛するイエス・キリストと共にいます。イエス・キリストを信じて、天国での再会を待ち望みつつ、遺されたわしたちは、イエス・キリストに希望を置いて、与えられた命を、姉妹が最後まで病と闘いながら信仰を全うした、その姿に倣うものとさせていただきたいと思わされました。この姉妹を救いへと導かれ、愛する夫・家族に姉妹を与えて下さった神に心から感謝いたします。私たちもこのイエス・キリストを信じて、歩んでいく一人一人とさせていただきましょう。 説教はこのように締めくくられました。

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🔹 第1弾:牧師は葬儀でどんな話をするの?①


グレースセレモニーは、事前のご相談から、ご依頼主様と同じキリストを信じる者として、共に祈り準備を重ねて参ります。葬儀を通して、召された方の信仰の歩みから、参列者お一人お一人に福音を分かち合い、キリストを紹介する場として、召された方の思いを大切にしつつ、一都三県でのキリスト教葬儀を、最大限お手伝いさせて頂ければと願っております。

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