➖証し集④➖ キリスト教の葬儀と信仰(聖書より)

目次

この世の最後の歩みを振り返り

「証し」を通して神の「恵み」を分かち合う

今回のシリーズでは、家族など近しい方の地上の最後の歩みを振り返り、神を信じて地上の最後を迎えるとはどのようなことかを「証し」を通して分かち合って参りました。最後は聖書より強盗の「信仰告白」を見てみましょう。

私たちの願い「希望」とは

私たちの願いは信仰を最後まで全うし、御国に迎え入れられる事であり、それが希望です。

しかしながら信仰を持つ者が誰でも、最後まで全うできると言う保証はなく、最後まで信仰が揺るがされる事なく、神に繋がり続ける事は、自分の力ではどうにもならず、神の助けが必要とされるのてす。またある方は、地上の最後の最後にイエス・キリストに出会い信仰がプレゼントされ、平安のうちに召される事もあるのです。
私たちの願いは、自身が信仰を全うする事と、まだキリストを信じてない家族、友人、知人がおられたら、何とかキリストに出会い御国で神に迎え入れられる事ではないでしょうか。

・一瞬にして天の国パラダイスへ迎え入れられた人 

今回紹介するのは聖書に登場する方です。一番最初に天国に迎え入れられた方の「証し」信仰告白です。
それは、キリストの隣りで十字架にかけられた強盗です。十字架刑に処せられるのですから、極悪人な訳です。名前も出てこないその強盗は、キリストと共に十字架につけられ、隣りでつぶさにキリストの様子を観察していました。強盗は初めはキリストを罵り、また周りの者に汚い言葉を浴びせかけていた事でしょう。

しかしキリストは静かに刑を受け入れられ、そればかりか、十字架上で「父よ。彼らをお赦し下さい。彼らは、何をしているのか自分で分からないのです。」と自分を十字架につけた者たちの為に執り成していたのです。その上、自分の残される母を心配し、十字架上から弟子のヨハネと養子縁組をし、母を託したのです。そのキリストの行い、様子を見る内に、この強盗に信仰が与えられました。

この方は神の子なのだと。そして「イエスさま。あなたの御国の位にお着きになるときには、私を思い出して下さい。」と信仰告白をしたのです。その時イエスは「まことに、あなたに告げます。あなたはきょう、わたしと共にパラダイスにいます。」と言われたと弟子の一人ルカは記録しています。

十字架にかかる程の極悪人であり、善行をする時間も洗礼を受けるタイミングもありませんでした。ただ「イエス・キリストは神です」と心から認め告白しただけです。それでもパラダイスに迎え入れられたのです。これは今を生きる私たちにとっても、大きな慰めであり励ましです。

「 何の働きもない者が、不敬虔な者を義と認めてくださる方を信じるなら、その信仰が義とみなされるのです。」       (新改訳聖書 ローマ人への手紙4章5節)

9月は

キリスト教における「終活」について触れていきましょう。

                                     こちらもぜひ御覧ください。

👇 過去のシリーズ記事もぜひご覧ください

🔹 ➖証し集①➖家族の地上での歩みを見送り(千葉県J・Tさん)

🔹 ➖証し集②➖「父の病床洗礼」それは神の憐れみ・恵みそして与えられた平安(東京都K・Oさん)

🔹 ➖証し集③➖「親族の地上での歩みを見送り」(神奈川県E・Tさん)

🔹 エンディングノートを書いてみませんか?

グレースセレモニーは、事前のご相談から、ご依頼主様と同じキリストを信じる者として、共に祈り準備を重ねて参ります。葬儀を通して、召された方の信仰の歩みから、参列者お一人お一人に福音を分かち合い、キリストを紹介する場として、召された方の思いを大切にしつつ、一都三県でのキリスト教葬儀を、最大限お手伝いさせて頂ければと願っております。

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