➖キリスト教の葬儀・善き備え➖ <ご遺族・喪主様側の準備>
ご遺族・喪主様側の準備
聖書(詩篇 23篇6節)
「 まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。私は、いつまでも主の家に住まいましょう。」
いつもグレースセレモニーのブログをお読み頂き、ありがとうございます。私たちはクリスチャンが何を信じ歩んでいるのかを、御言葉(聖書)の分かち合いを通してお伝えしています。今回は、キリスト教葬儀に関する準備には、何が必要かを簡単に取りまとめてみましたので、ご参考にして頂けたら幸いです。
エンディングノートを確認しましょう
対象の方が、ご自身や家族のためにと、予めエンディングノートを作成しておられるならば、事前にその内容を確認して頂き、まずは対象の方が信者であれば所属教会の把握をして、教会や牧師への連絡先を確認しておきましょう。そして善き備えとなりますように、神の前に静まり祈り求めましょう。
またエンディングノート中で、 具体的な葬儀の形式(2日葬・1日葬・火葬式)や、教会で挙げるのか斎場で全て挙げるのか、ご親族や会社関係、友人知人どなたにまで連絡を取るのかも確認しておきます。ご予算面では、葬儀社から見積もりを取るのも良いでしょう。しつこい営業電話にご注意 ください。
遺影の元となるスナップ写真(集合写真やIDカードの写真でも大丈夫です)をお選びになり 葬儀社に渡せるようにしておきましょう。 また対象の方や喪主となる方の戸籍謄本を事前に取り寄せておくと良いでしょう。 エンディングノートには 式の内容として愛唱聖句や愛唱聖歌も記入して頂いてあれば、牧師との打ち合わせもスムーズです。
*エンディングノートについては次回詳しくブログにてアップいたしますのでご参考にして下さい。
危篤時
所属教会があれば牧師に連絡し、意識があるうちであれば聖餐式、もしもの時には枕頭の祈りや讃美、聖書拝読の備えを依頼します。病院や施設であれば、事前に祈りや讃美の時間が取れるか確認が必要です。
対象の方がイエス・キリストを信じてはいるが、様々なご事情でしばらく教会から離れておられる、あるいはご家族はクリスチャンだが、対象の方はまだ福音を聴いていないなど、来て頂ける牧師が居られない場合は、弊社へご連絡ください。対応して頂ける牧師をご紹介いたします。
臨終時
医師の診断が下りた後、牧師が臨終の祈りを捧げ、罪の赦しをいのちの主なる神に祈ります。環境が許されれば、讃美や聖書拝読をしお別れをします。
最後の時がご自宅であれば、故人に生前愛用していた服を着せ、納棺直後、お体には白い布を掛け、その上に白い生花で飾った後、棺の蓋をします。その後、棺の上から黒い布を掛けて、枕元には小机を置き、十字架・聖書・燭台・遺影・白い生花を用意します。こうして安置するのがキリスト教式の伝統的な方法です。
ただ必ずこの様にしなければならないというものではありません。病院や施設の都合や牧師のスケジュール、ご自宅や安置先の環境やご遺族のご意向によって臨機応変に対応いたします。
打合せ時
医師の死亡診断の後 葬儀社へ連絡、病院や施設ならば、お迎えの寝台車の手配を依頼します。お体の安置先を相談します。(ご自宅・安置施設)、安置先がご自宅安置であれば併せてドライアイスの処置などが必要です。その後、葬儀社との打合せ(深夜帯であれば翌日)となります。安置先がご自宅ではなく、安置施設であれば、ご搬送前に病院や施設で場所をお借りして、そのまま打合せとなる場合も多いです。
急なことで心に余裕もなく、整理できないまま打合せに入らなければならないケースも多いのが現状です。そのためにも、事前にエンディングノートを元に事前にご家族の間で、話し合いをもち方向性を確認することができていれば、打合せもスムーズです。その中でご家族・牧師・教会・葬儀社で葬儀の日程も決定いたします。
死亡診断書に付随する死亡届の記入をします。(事前に故人・喪主の本籍を調べておくと良いでしょう)葬儀社により役所(死亡地か居住地もしくは本籍地)への死亡届の申請、火葬許可証の取得をします。
火葬場の空き状況、牧師や教会の都合などで、すぐにご葬儀があげられない場合もございます。その際は、お体の安置後、日を改めて教会などで打合せというケースもございます。
その後は葬儀社の責任で葬儀当日まで準備を進めます。準備期間もご家族・牧師・教会・葬儀社のコミュニケーション、特に弊社では心を合わせて、祈り備えることを重視しています。
👇当社ホームページからお見積もりやエンディングノートについてもメールでの問い合わせ、ご相談は無料です。
エンディングノートについては次回さらに詳しくご紹介します。
グレースセレモニーは、事前のご相談からご依頼主様と同じキリストを信じる者として、共に祈り準備を重ねて参ります。葬儀を通して、召された方の信仰の歩みから、参列者お一人お一人に福音を分かち合い、キリストを紹介する場として、召された方の思いを大切にしつつ、一都三県でのキリスト教葬儀を、最大限お手伝いさせて頂ければと願っております。
